ビジネスフォンやIP-PBXを入れるとき、本体と同じくらい大切なのが「どの外線(電話回線)につなぐか」です。中小企業で広く使われる ひかり電話 系を中心に、種類の違いと、規模に合った選び方をやさしく整理します。
ひかり電話とは
ひかり電話は、光回線(FTTH)を使って提供される電話サービスの総称です。従来のアナログ回線やISDNと違い、光のインターネット回線に音声を乗せて通話します。アナログ・ISDNといった旧来の設備が縮小・終了に向かう流れのなかで、移行先として検討されることが増えています。
ひかり電話 系の種類(ざっくり)
- ひかり電話:主に小規模向け。同時通話数や番号数が少なめで、店舗や小さな事務所に向きます。
- ひかり電話オフィスタイプ/オフィスA(エース):事業所向けのプラン。同時通話数(チャネル)や電話番号を多く使え、代表番号・追加番号の運用や、複数部署での利用に向きます。
おおまかには「規模が小さく通話も少なめ」ならひかり電話、「事業所として代表番号や複数チャネルをしっかり使いたい」ならオフィスタイプ系、という整理になります。会社の規模や受発信の多さで、どれが合うかが変わります。※ 提供条件・料金は提供事業者により異なります。
選ぶときの2つの軸
1. 同時通話数(チャネル数)
「同時に何本の通話が必要か」です。30席でも同時に話すのが数本なら、チャネルはそれに合わせれば十分。席数=チャネル数ではありません(→ 5〜50席の選び方)。チャネルが足りないと、混み合う時間帯に外からかけてきた電話がつながりにくくなるため、ピーク時の通話本数を目安に見積もるのがコツです。
2. 電話番号の数・種類
代表番号、部署別番号、FAX番号など、必要な番号を整理します。「外向けに見せたい番号」と「内部用の番号」を分けて考えると過不足が見えやすくなります。今の番号を続けたい場合は同番移行を前提に検討します(→ 電話番号はそのまま使える?)。番号の継続可否は契約・事業者により異なります。
切り替え前に確認したいこと
- 現在の回線種別(アナログ/ISDN/既にひかり電話か)と契約内容
- 必要な同時通話数と、繁忙期のピーク
- 残したい番号・FAX番号の有無
- 緊急通報が必要な拠点があるか
言葉の意味で迷ったら 用語集 も参考にしてください。
IP-PBX とのつなぎ方
ひかり電話オフィスタイプ等は、SIP(IP電話の方式)でIP-PBXに接続できる構成があります。外線をIP化しておくと、社内の電話設備をソフトウェア的に管理しやすくなります。SIPの外線そのものは SIPトランクとは? で解説しています。
段階的な始め方
回線とPBXの入れ替えは、同時に全部やる必要はありません。まず現状の契約・番号・チャネルを棚卸しし、移行できる範囲から進めると無理がありません。手順の全体像は 導入・移行 も参考になります。
VoiceLine PBX は、ひかり電話などの国内回線・SIPトランクに接続して使えることを想定しています(対応状況は 製品ページ の機能一覧をご確認ください)。
※ 緊急通報(110/119/118)の可否は回線・番号種別・構成に依存します。必要な拠点には別回線を必ず確保してください(回線・構成条件により可否が変わるため要相談)(→ 緊急通報・安全性)。
どの回線・番号構成が合うかを決める前に、標準構成の価格を 料金ページ で見られます。