ビジネスフォンは、販売代理店経由での提案が中心のマーケットです。クラウドPBXとは違う商流の中で、買い切り型のオンプレ型IP-PBXをどう提案に組み込むか、提案時の整理の仕方と差別化の作り方を整理します。

提案に組み込みやすい理由

オンプレ型IP-PBXは、機器販売・設置・回線・保守という既存の商流に乗せやすい商材です。クラウドサービスのように提供元へ顧客が直接ひも付くのではなく、御社の施工・保守体制と組み合わせて提案できます。

  • 買い切りで総額を説明しやすい:PBXの月額課金がない商品体系のため、機器・初期構築・工事を含めた総額として整理しやすくなります。月額の積み上げを気にする顧客にも、年数で見たときの考え方を示せます。
  • 提案を一式にまとめやすい:機器販売だけでなく、設置・LAN整備・初期設定・保守までを含めた一式の提案に広げられます。
  • 更新需要に乗せやすい:主装置の保守終了案件を、丸ごと買い替えではなくソフトウェア型PBXへの更新提案として提示できます(→ 保守終了案件で販売店が確認すべきこと)。

買い切り型をどう説明するか

買い切り型を顧客に説明するときは、「PBXの月額課金がない」という商品体系の事実から入ると伝わりやすくなります。一方で、初期費用はかかること、保守やネットワークの運用は別途必要なことも、最初に示しておくと後の認識ずれを防げます。

  • 「初期にかかるぶん、長く使うほど月額の差が効いてくる」という年数の考え方で整理する(→ クラウドPBXとオンプレの比較
  • 録音・履歴・設定を社内に保持できる点は、データを社外に出したくない顧客への訴求軸になる
  • 次の更新も「主装置を丸ごと買い替える」のではなく、サーバの載せ替えを中心に考えられる

安さや即時性を断定的にうたうのは避け、向き不向きで示すほうが、結果的に信頼につながります。具体的な金額・条件は個別見積もりとし、製品機能の提供状態は 製品ページ を案内します。用語の確認には 用語集 もご利用ください。

差別化の作り方

価格だけの勝負にしないために、確認軸での差別化が有効です。

  • 録音・IVR・Web管理といった機能面(対応/開発中の状態を含む)を確認軸にした提案(→ 通話録音の基本IVRの基本
  • セキュリティ(音声の暗号化) を確認軸にした提案(→ 音声の暗号化
  • オンプレ志向の業種(医療・士業・建設など、データを社内に置きたいニーズが強い業種)への提案余地(→ 比較・5年コスト

つまずきやすい点

提案段階でつまずきやすいのは、回線・契約に依存する部分です。電話番号の同番移行の可否、既存配線・電話機の流用可否、緊急通報(110/119/118)の扱いは、いずれも回線・構成条件により変わります。これらは断定せず要確認事項として現地調査・個別確認に回すのが安全です。顧客に「できます」と言い切ってしまうと、後工程で手戻りが起きやすくなります。

支援体制

初期構成の設計・設定は当社が支援し、御社の施工・保守体制と組み合わせられます。OEM(自社ブランド化)についてもご相談に応じます。取引条件は 販売代理店・OEMのご案内 にまとめています。

※ 取引条件・サポート分担・OEM対応範囲は、御社の事業内容に応じて個別にご相談のうえ、環境確認後のお見積書または提案書でご案内します。

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