「うちのビジネスフォン、そろそろ替えどき?」。主装置の寿命や交換時期は、判断が難しいところです。目安と確認ポイントを整理します。

主装置の寿命の目安

主装置の物理的な寿命や、メーカーの保守提供期間は機種により異なります。一般には導入から一定年数で保守(部品供給・サポート)が終了し、それが実質的な「替えどき」のサインになります。保守終了の意味は 主装置が保守終了と言われたら で解説しています。

寿命には二つの側面があることを押さえておくと判断しやすくなります。

  • 物理的な寿命:装置内の電源やコンデンサ、バッテリーなどが経年で劣化します。動く限り使い続けられる場合もありますが、故障時に直せるかは別問題です。
  • 保守の寿命(実質的な寿命):メーカーの部品供給やサポートが終わると、壊れても修理できなくなります。多くの場合、こちらのほうが先に来ます。

「まだ使えているから大丈夫」と思っていても、保守が切れていると、いざ故障したときに復旧できず業務が止まるおそれがあります。実際の年数は機種・使用環境・稼働時間によって幅があるため、自社の型番でメーカー・販売店に確認するのが確実です。

交換を考えるサイン

  • メーカーから保守終了・後継機の案内が来た
  • 故障が増えてきた/部品が手に入りにくい
  • 増設・設定変更がしづらい、対応できる業者が減った
  • 録音や時間外対応など、今の運用に機能が足りない

交換前に確認すること

あわてて同じものに買い替える前に、現状を棚卸ししておくと選択肢が広がります。

  • メーカー・型番・利用年数
  • 内線数・外線種別・同時通話数
  • 電話番号の継続(同番移行)希望
  • 緊急通報が必要な拠点(→ PBXの緊急通報

詳しいチェック項目は PBX導入前チェックリスト にまとめています。なお、外線の種別や番号の引き継ぎ可否は契約内容に左右されるため、回線まわりは早めに確認しておくと安心です。

あわてて決めないための段取り

保守終了の案内が来てから慌てて契約すると、選択肢を比べる時間が取れず、言われるまま同じ構成に更新しがちです。次の順で考えると落ち着いて検討できます。

  1. 現状を棚卸しする(上のチェック項目)
  2. 今の不満・足りない機能を書き出す(録音・時間外対応・在宅対応など)
  3. 同等更新/IP-PBXへの切り替えなど、複数の方向を比べる
  4. 番号の継続や緊急通報など、外せない条件を先に確定する

更新は数年に一度の大きな判断です。一社だけでなく複数の見方を持っておくと、納得して選びやすくなります。

“次の更新”を楽にする

保守終了のたびに主装置ごと買い替えるのではなく、ソフトウェア型のIP-PBXにすると、次回はサーバの載せ替えを中心に考えられます(→ 入れ替え費用の内訳)。クラウド型と社内設置型の違いは クラウドPBXとオンプレの比較 を、用語は 用語集 にまとめています。社内に置く買い切り型は VoiceLine PBX。替えどきの検討は 料金ページ から。