小売店では、接客の最中に在庫確認や取り置きの電話が入り、対応が重なりがちです。「在庫はありますか」「何時まで開いていますか」といったよくある問い合わせも多く、複数店舗があれば店舗間の確認や本部への取次ぎも発生します。
レジや接客を止めずに電話をさばくには、「人が出る電話」と「自動で案内できる電話」を分けるのが近道です。スタッフを増やす前に、まず代表電話の受け方を見直すという方法があります。
小売店で電話が重なりやすい場面
電話の内容は、よく見ると同じパターンの繰り返しが多いものです。だからこそ、定型的な問い合わせを自動案内に寄せると効果が出やすくなります。
- 接客中に在庫確認・取り置き・営業時間の問い合わせが重なる
- 同じ質問(営業時間・場所・在庫)が繰り返し入る
- 複数店舗で、店舗間確認や本部への取次ぎが発生する
- 閉店後の問い合わせを取りこぼす
- 取り置き・予約の日時や名前を聞き間違え、あとで確認しにくい
- セールや臨時休業のたびに、同じ説明を電話で繰り返す
役立ちやすい機能
- 自動音声(IVR):「在庫・取り置き」「営業時間・場所」「その他」に分け、よくある質問を整理しやすくします。番号案内で用件を仕分けると、人が出るべき電話だけが手元に届きます(→ IVRの基本)。
- 営業時間外アナウンス:営業時間やセール情報、臨時休業などを自動案内できます。閉店後の取りこぼし対策の第一歩になります(→ 営業時間外アナウンス)。
- 鳴り分け:用件や売り場、店舗ごとに着信を振り分けやすくします。時間帯で鳴らす先を変える(開店前は事務、営業中はレジ近く、閉店後は自動案内)といった運用も検討できます(→ 代表電話の鳴り分け)。
- 留守番電話:時間外の用件を残してもらい、翌営業日にまとめて折り返せます(→ 留守番電話)。
- 通話録音:取り置き・予約の聞き間違いを後から確認しやすくなります。録音は個人情報を含むため、保存期間・確認できる人・告知を店舗で決めておきます(→ 通話録音の基本)。
まずは取りこぼし防止から
最初に見直しやすいのは営業時間外の電話です。「営業時間外アナウンス」と「よくある質問の自動案内」を整えるだけでも、接客の中断と取りこぼしを減らしやすくなります。そのうえで、問い合わせの多さに応じてIVRを広げ、予約・取り置きが多ければ録音、負担が偏るなら鳴り分け、と段階的に足していけます。
複数店舗の場合は、各店の代表番号をどう束ねるか・本部にどう取り次ぐかで構成が変わります。用語の意味は 用語集、PBXの全体像は PBXとは にあります。
時間帯ごとの鳴り分けや店舗間転送の可否は、契約回線・各店のネットワーク構成によって変わります。
※ 記載している機能には、提供可能なものと開発中のものが含まれます。どちらかは 製品ページ の機能一覧に書いています。
店舗数や売り場構成によって合う形は変わります。今の電話対応に足せる範囲を見るには、料金ページ の標準構成が目安になります。社内に置く買い切り型は VoiceLine PBX。